スピーキングには暗記が必要?

しかし、一番大切なのはインプットの質です。せっかくインプットされたものがあいまいなあやふやなままならば今度はアウトプットすることができません。
確実なアウトプットをしようとすれば、インプットも100%確実にされていなければなりません。ここで、少し受容語彙を使用語彙に変わるタイミングについて少し考えて見ましょう。
例えば、私は薔薇という漢字を読めますが、薔薇という漢字をそらで書くことができません。
なぜなら、薔薇という漢字の書き方を暗記していないからです。では、薔薇という漢字を書けるようになるためには何をする必要があるでしょうか?

やはり、オーソドックスな方法はお手本を見ながら紙に何回も書き写してみるということでしょう。もし、これをスピーキングに当てはめるとすれば、正しい英語(お手本)を聞いて、その通り何回も話してみるということになるでしょう。

適切な表現が反射的に出てくるようになるためには、その表現を脳に記憶させる必要があるということです。

なぜ、多くの日本人がGood Morning.やNice to meet you.だけはきちんと言えるのでしょうか?なぜならこの様な表現を100%暗記して、自信を持っていつ、どこで、誰に言ったらよいのかわかっているからです。

つまり、日本人ならほとんどに人がGood Mornining.は朝誰かに出会ったときに使う挨拶の表現だとか、Nice to meet you.は誰かに初めて出会ったときに使う表現だと理解しているということです。スピーキングの目指すところは、Good Morning やNice to meet you.の様に自信を持って話すことができる表現を増やしていくという作業に他なりません。

私は単語を丸暗記するという方法はやめた方が良いという話をしましたが、この世の中に存在する英語の表現を全て丸暗記するということではありません。しかし、表現を暗記していくと、ある時点から応用力がついてくるようになります。

ここで言うところの応用力というのは、I という主語をTom に置き換えたり、today をyesterdayに置き換えたりすること、当然のことながら置き換えることに関する動詞の変化を反射的にできるようになるということです。

ちなみに私が働いているWIZARDのメソッドはまさにこの方法を授業に取り入れています。
例えば I go to school tomorrow.という例文があったとします。

先生が”yesterday”と叫んだら、クラス全員が、I went to school yesterday.と応答するような仕組みになっています。しかも、頭で考えてから話せるようなゆっくりなスピードではなく、テンポよく行って自然に口から出てくるまで続けます。

例えば、主語のIをHeに変えたり、schoolをhospitalに変えたりして、ひたすら繰り返します。1時間の授業で生徒は300フレーズ以上話すことが要求されます。

まさに勉強というよりは、「特訓」や「訓練」という言葉がぴったりの様なメソッドです。ただ、単純な作業なので飽きやすいという難点はありますが、2,3年も続けるとみんな流暢に英語が話せるようになっています。

話を元に戻します。

アメリカへ留学した人の英語が伸びるのは、単に英語のシャワーを浴びるからとうようりは、この受容語彙を使用語彙に変えるためにタイミング、自分が学んだ(インプットした)表現を実生活でアウトプットする場がたくさんあるからです。

また、アウトプットをしてみることによって、インプットだけして分かった気になっている単語や表現がわかってきます。なぜなら、アウトプットするためには100%覚えていなければ不可能だからです。

もし、できなかった場合には、メモ帳を開く、辞書を引く、他の人に聞くなどのアクションを起こすことができます。こうして100%に近づいていくことができます。

日本にいながらスピーキングやライティングなどのアウトプットの能力を伸ばそうとしたら英語を使う機会を自ら作らなければいけません。

それは英語で日記をつけるとか、英語のチャットに参加するとか、友達と英語で話をするとかでも何でも良いと思いいます。大切なのは、その英語を自分で使ってみるという体験です。必ずしもネイティブ相手であるとか、海外に住むということは必要ではありません。

一度どこかで使ったものは、次の機会にも使えますから、いろいろな英語を使う機会を多くもてばもつほど、使える英語の表現も増えていきます。

※日本にいながら英語を使う機会を見つける方法については後述。

最後にご紹介するDVD 学習法ではリスニングのインプット中心ですが、アウトプット(スピーキング)にも効果があることを実体験から確信しています。


英語を英語の語順で訳す時のコツ

英語を英語の語順で日本語に訳す時、一番ネックとなるのはやはり関係代名詞の訳し方だと思います。

参考までに以下の様に訳し方を説明しておきます。

・who 「その人とは」
I met a woman who lives next door yesterday.
私はあった・1人の女性に・その人とは・住んでいる・隣の家に・昨日
(私は昨日、隣に住んでいるある女性に会いました)

・whose 「その人の〜」
I saw the girl whose elder sister is a friend of mine.
私は見た・その女の子を・「その人の」お姉さんは・私の友達のひとりです。
(私はお姉さんが私の友達の1人でもある女の子を見ました)
・whom 「その人とは」
The woman whom we met yesterday is a teacher.
その女性・その人とは・わたしたちが・会った・昨日・は教師です。
(わたしたちがあった女性は教師です。)
・which 「それとは」
This is the dictionary which gives me the meaning of words.
これはその辞書である、それとは・与える・わたしに・言葉の意味を
(これは言葉の意味を私に教えてくれる辞書です)

・that 「それとは」
She is the woman that teaches English at university.
彼女はその女性である、それとは・教える・英語を・大学で
(彼女は大学で英語を教えている女性です)

・what 「そのものとは」(what はthe thing that と書き換えることができる)
She is not what she used to be.
彼女は〜ではない、そのものとは・彼女が以前〜だったもの。
(彼女は以前の彼女ではない。)
このように英語を日本語の順番のまま訳す訓練を新聞の短い記事でもなんでも良いので毎日5分でも10分でもやってみてください。

学生であれば学校の教科書や出てくる英文を今後全て(訳す必要がある時は)このような訳し方をしてください。

でも、テストの回答欄ではやっちゃだめですよ!

先生に頭がおかしいと思われますから。

これだけで数週間から数ヶ月で自然と英語を頭から読んでも理解できるようになっていると思います。

このような読み方が習慣化された頃には自分でも気づかないうちに「英語を英語で理解する」レベルに自分が到達していることに驚くと思います。

これができないとリーディングはおろかリスニング力もいつまでたっても上がりません。スピーキングも然りです。

しかし、中には「こんな面倒くさいことやっていられるか」と思う方もおられると思います。本当は時間がかかっても自分で訳す作業をしていくのが、遠回りに見えても近道だと私は思います。

そんな方にはこの教材をオススメしています。

その教材は、

『聞き流すだけで英語をマスター』

というものです。

初級の方は「ピーターラビット」を使った教材がオススメです。以下のURL から購入可能です。(その他の中・上級者用の教材もあります)


以下販売ページより抜粋

【テキストサンプル】


(原文)
ONCE upon a time there were four little Rabbits, and their names were--
Flopsy, Mopsy, Cotton-tail, and Peter.
They lived with their Mother in a sand-bank, underneath the root of a very big fir
tree. "NOW, my dears," said old Mrs. Rabbit one morning, "you may go into the fields


or down the lane, but don't go into Mr. McGregor's garden: your Father had an
accident there; he was put in a pie by Mrs. McGregor."
"NOW run along, and don't get into mischief. I am going out."


これがこの教材の中では以下の様になります。


ピーターラビット
THE TALE OF PETER RABBIT
昔々 ONCE upon a time 4匹の小ウサギがいました there were four little Rabbits, 彼
らの名前は and their names were--フロプシー Flopsy, モプシー Mopsy, コットンテ
イル Cotton-tail, そしてピーターです and Peter. 彼らは住んでいました They lived お
かあさんと with their Mother 砂地の土手に in a sand-bank, とても大きなモミの木の根も
とでした underneath the root of a very big fir tree.
「さあ、みんな"NOW, my dears,"」とお母さんウサギが言いました said old Mrs. Rabbit あ
る朝のことです one morning,
「行ってもいいわよ"you may go 野原や into the fields 細道へ or down the lane, でも
行っちゃだめよ but don't go マグレガーさんの庭には into Mr. McGregor's garden: あなた
たちのお父さんは your Father そこで事故にあってしまったの had an accident there; お父
さんはパイの中に入れられてしまったわ he was put in a pie マグレガーさんの奥さんによってby Mrs. McGregor."」
「さあ行っておいで"NOW run along, いたずらしたらダメよ and don't get into mischief. 私は出かけます I am going out."」

見ての通り、私が訳したものとは違って話が比較的スムーズにつながっています。しかもCD が
ついているので通勤電車の中で聞き流すことも可能です。

自分で何を言っているかわからない英語をただ聞き流すのではなく、日本語→英語の順に小分割で音声が吹き込んであるので、辞書なしでも勉強ができます。

またe-mail のテキストもついてくるので、携帯電話などにテキストを読み込んで持ち歩けば英語が聞き取れない場合は文字による確認も可能です。

しかし、「お金をかけたくない!」という人は私が紹介した最初の方法(自分で適当な英文を英語順で訳す方法)で、自分で勉強すればよいと思います。

これで、今まで夢だと思われていた「英語を英語で理解する」ということがなんとなく現実のもの、自分にも手が届くものに思えてきませんか?

ただし、「聞き流すだけで英語をマスター」にしても、あくまでも英文を頭から訳していくための方法を参考する程度で良いと思います。

リスニングの教材としてはほとんど使用価値がありません。

その理由は英語が読まれているスピードが遅すぎることというのも、日本語と英語が交互に入っているため、ひとつのセンテンスとしてリスニングできない。(日常の会話では途切れるはずがないところで、英文が途切れてしまっている)

また単純に考えてもCD に収録されている半分の時間は日本語なので、英語を聞く時間も半減することになり、時間あたりの効果も半分に落ちてしまうからです。

ただ、語彙や表現を増やすために使うことは可能だと思いますし、辞書を使わなくても勉強できる分、通勤や通学などには向いているといえるかもしれません。

また、その場合には、日本語を聞いた後、一度日本語を忘れて具体的なイメージのみを頭に残すようにして、そのイメージを英語で言うとどうなるのか想像力を働かせながら聞くとより効果的になると思います。

けして、聞こえてきた日本文を頭の中で英文和訳しようとしないで下さい。



英語は英語の語順のまま理解できる

そこで、すごい秘密を教えたいと思います。

「英語は日本語と反対の語順で書かれているからには、反対の語順そのままで理解できる!」
「えっ?」
「当たり前じゃないか!」って腹が立ちませんでした?

これはコロンブスの卵です。では、なぜそうやって今英文を読んでいないんですか?
よく考えてみてください。ネイティブが英文を読むときに「おっしりひっくり返し読み」をしていると思いますか?

ここで「はっ」とした人には失礼ですが、完全に「おしりひっくり返し読み」に洗脳されています。中学校・高校の6年間、学校の先生から英語の勉強とは英文和訳のことだ教え込まれてきたんですから仕方がないことだと思います。

みなさんが習ってきた長文読解の授業は「英語」の授業ではなく、「英語を日本語に翻訳する技術」の授業だったのです。

これならいつまでたっても英語が話せないわけです。

でも、落ち込まないで下さい。

ここで、そのマインドコントロールを解くための訓練方法をご紹介します。

日本で生まれ育った日本人が「英語を英語で理解する」ためには次の3つのステップを踏まなければなりません。
「英語は英語で理解しよう!」などと声高に叫んでも、実際にある程度訓練を積まなければそう簡単にできるものではありません。

頭から英訳できるトレーニングブック―英語の語順が徹底的に身につく書いて覚える練習帳 [単行本] / 宮野 晃 (著); ベレ出版 (刊)



自己紹介

ここでいきなりですが、少し自己紹介をさせて頂きたいと思います。

現在、ブラジルにてWIZARDというブラジルで一番大きい英会話学校チェーンにて日本語教師をしています。

私のTOEIC のスコアは2年前の時点で835点(約2 年前に受験)でした。自慢できるほどのスコアではありませんね。

日本の論点2003 によると、英語教師の平均TOEICスコアは、高校が720、中学が655 となっていますから、それでも日本国内で英語のプロとして英語でご飯を食べている人の大半よりは一応スコアは上です…

しかし、英語のプロと呼ばれる人たちがこの程度のスコアで平然とあなたやあなたの子ども達の英語を教えていると思ったらぞっとしませんか?

学校の先生だけではありません。

英語の翻訳に従事している人の80%以上が英語でのコミュニケーションが得意ではないと告白しています。

また、TOEIC のテストで900 点以上取っていてもネイティブとの1対1のまともな会話すらできない人がいるって知っていましたか?

言い分けではありませんが、「TOEIC のスコアが高い」イコール「英語の運用能力が高い」というわけではないからです。

TOEICは英語のテストという面もありますが、以下にして情報を処理していくかというテストの面もあるからです。

だから、たとえ英語の達人であっても、このTOEICの傾向になれていない人がいきなり試験を受けても、必ずしも高得点が取れるとは限らないからです。

逆にTOEIC は傾向と対策しっかりやって、当日試験のテクニックを使えば、短期間(1〜2ヶ月)で実際の実力以上のスコアを取ることは朝飯前ということです。

では、私の英語の実力はどの程度なのか?

どう説明したらうまく伝わるかわかりませんが、英語の実際の運用力としてはネイティブとも十分議論ができるレベルと言ったらよいでしょうか。

2人以上のネイティブとの会話についていけるレベルです。

というのも、ネイティブとの一対一の会話ならついていけるという人は結構いますが、2人以上になるとちんぷんかんぷんという人が多いからです。

ちなみに、私は英語以外には、スペイン語とポルトガル語を話すことができます。スペイン語とポルトガル語の運用能力は英語もしくはそれ以上というところです。

英語は映画やドラマが字幕なしで70%の理解できるぐらいですが、スペイン語やポルトガル語はTVや新聞も辞書なしで内容がほとんどわかります。

このレポートの中ではあまり触れませんが、ヨーロッパの言語の文法構造、語彙には共通性、類似性があるため、ひとつの言語をマスターすると、その次の言語をマスターするのが非常に楽になります。

スペイン語は大学で4年間勉強しましたが、ポルトガル語については独学でマスターしました。ついには、ブラジルの女性と結婚して、今はポルトガル語で生活しています。ブラジル人にポルトガル語でスペイン
語も教えています。

「スペイン語やポルトガル語の資格はないのか?」

とよく聞かれるのですが、正直なところ資格は持っていません。というよりも、資格の試験自体を特に受けようと思わないというのが正直なところでしょうか。

なぜなら、資格等は所詮人に判断してもらうための基準でしかないわけで、高得点でも実際の運用能力がなければ意味がありませんし、自分は十分にできると思っていれば、別に試験をあえて受ける必要性は感じないでしょう。

私も機会があれば受けてみたいとは思うのですが、なんせブラジルにいるので。

私と語学の関係

私は新潟県という保守的で当時人口が6万人ほどの小さな町で生まれました。私の父は国家公務員で日本海側の港の整備に関する仕事を携わっていました。

まあ、一応公務員という安定した職業についてはいましたが、学歴という点では定時制の高卒で特にインテリでもないですし、私の母親は地元の普通高校の商業課を卒業しただけで人生のほとんどを専業主婦として過ごした人です。

ここで言いたいのは、私は帰国子女でもなければ、インテリの親に特別な幼児教育を授けられた人間ではないということです。

もちろん子供の頃に海外旅行に連れて行ってもらったこともなかったですし、いまだに両親はパスポートすら持っていません。

つまり、私の両親は一度も日本から出たことがありません。

正確には、父は日本統治時代の朝鮮で生まれたので、日本列島の外には出たことはあるのですが。

そんな話はどうでもいいですね。

もう一度繰り返しますが、ここで言いたいことは私は大多数のみなさんと同じで、優秀な血統のDNAを引き継いだ人間でもなく、極めて平凡な家庭に生まれ育った人間だということです。

つまり、みなさんも私と同じだけの努力をすれば少なくとも私と同じレベルにはたどり着けるということを知ってもらいたかったのです。

しかし、私の子供時代にはひとつのポイントがありました。私は小さい頃から、当時毎日放送で放送されていた大橋巨泉の「世界まるごとHOW マッチ!!」やキンキンの「なるほど・ザ・ワールド」等海外に関するTV番組などに人一倍関心を持っていました。

また、社会の地理の授業も得意科目の一つでした。

※最近の若い人は何のことかわからいかもしれませんので、無視して下さい。中学に入り英語の授業が始まると、海外に興味があったこともあって勉強にもハリがあり、中学卒業までは常に学年のトップクラスでした。

しかし、高校に入ると覚えなければならない語彙が一気に増えたのと、英文法の授業でやたらと難しい文法事項を習わされたので、英語嫌いになってしまいました。

正確には英語の授業について行けなかったというようりは、当時学校の勉強全般について行けなかったのですが。

劣等生だったんです。

勉強はほとんどしませんでしたし、かといってクラブ活動に力を入れたかというとそうでもありません。

このような生活を続けていたので、当然のことながら日本の一流大学に現役ではとても手が届くはずもなく、アメリカの大学ならば誰も名前も知らないし、どこか適当な大学を卒業しても箔がつくだろうという浅はかな動機で、高校2年生の途中ぐらいからアメリカ留学の可能性を模索しはじめました。

留学ジャーナルなどの雑誌を元に少し調べてみるとアメリカに留学するには、TOEFL という試験を受けなければならないということがわかりました。

※TOEFL とは、Test of English as a Foreign Language の略称で、英語を母国語としない人々を対象に,アメリカおよびカナダに留学して学業を行える英語の能力があるかどうかを検定する試験。

当時アメリカの大学に正規留学するには最低でもスコアが500(TOEIC 換算で470)は必要でしたから、この500 点突破を目指して最初の1年ぐらいは自分が思いつくありとあらゆる勉強方法で、とりあえずがむしゃらに英語を勉強しましたが、なかなか成果があがりませんでした。

そこで色々な英語学習法の本や教材を買い漁りました。その時に、何万円、何十万円と投資したと思います。

そして書いてあったことで自分が納得したことは全て実践してみました。

全てがうまくいったわけではありません。試行錯誤でいろいろ試してみました。その試行錯誤を繰り返す。

うちに、学習のツボがわかってきました。そうすると、加速度的に英語の能力が上がっていきました。

高校3年生の春には高校生で合格するのは割りと難しいと言われている英検2級にも合格しました。私の落第生ぶりを知っている友達は、「なぜ中野が合格して、俺が不合格なんだ」と腹を立てたぐらいです。

当時アメリカに留学していた日本人の人の何人かと知り合う機会があって、「日本の大学を卒業したほうが良い」ということを言われて、アメリカの大学ではなく、日本の大学に行こうと思いました。

てっきりアメリカに行くつもりだったので英語しか勉強していなかったので、英語1教科で行ける大学はないかと探していたときに出会ったのが関西外国語大学の自己公募の推薦入試を受けて合格することができました。

こうして1998 年の4月に関西外国語大学のスペイン語学科に入学することになったわけです。

スペイン語を専攻していたのですが、私が様々な経験から身につけた英語の学習法は英語に限らず、ほとんどの外国語にも適応できることがわかってきました。

そのおかげで大学ではスペイン語の統一試験で一番を取り、学長から表彰も受けましたし、授業料、寮費、食事代までもが支給される高待遇の交換留学生としてメキシコのモンテレイ市にあるモンテレイ工科大学へ留学することもできました。

そして気づいたら25 歳にしてスペイン語とポルトガル語まで英語以上にできるようになっていたのです。

「私の過去の話なんてどうでもいい!」
「どうすれば英語ができるようになるのか早く教えろ!」
という声が聞こえてきそうなので私の話はここまでにしておきます。

さて、私は今でも英語関係の学習サイトを見たりや書店で売られている本を立ち読みしたりしますが、相変わらず金太郎飴式の同じような教材が並んでいますよね。

このレポートでは、英語学習の嘘を徹底的に暴き、日本の英会話学校や英会話教育に鋭いメスを入れていきます。

私が指摘していく中で目からうろこが落ちて、自分が騙されていたことに気づき腹が立ったり、自分が無駄に費やしてきた時間とお金のゆえにへこんだりするかもしれません。

しかし、そこで自分の失敗を正当化するために、「教材が悪いんではない、自分の能力が足りないんだ、学習時間が足りないんだ」と自分に言い聞かせているようではいけません。

手術には痛みが伴うものです。痛みは必ずしも悪いことではありません。耳に聞こえがいいものが、本当に役立つこととは限りません。
甘いチョコレートを食べることは気持ちのいいことです。しかし、歯磨きをしなければ虫歯になってしまいます。つまり、「気持ちがいいこと」イコール「自分に役に立つこと」と必ずしも言えないということです。

そして、歯の治療をするために歯医者に行きますが、そこでは歯の治療をしている最中には傷みが伴います。

その痛み自体はけして悪いものではありません、少しの間その「痛み」を我慢すればその「痛み」から解放され、虫歯のない健康な歯を持つことができるのですから。

私もアメリカ留学を目指していた頃、英会話学校に通おうかなと思っていた時期がありました。その時に、「やめた方が良い」と苦言を呈してくれた知人の方がいました。私は、謙遜にその方のアドバイスを聞きました。だからこそ、無駄なお金と時間をどぶに捨てなくて済みました。

私もこのレポートの中で様々な苦言を呈していきます。ある人にとっては、苦い経験を呼び起こすことになるかもしれません。しかし、「痛み」を恐れずに最後までこのレポートを直視して、是非それを実行に移してみてください。

きっと何かが変わるはずです。


英語と日本語ではそもそも言語の構造が根本的に違う

以前NHKのクローズアップ現代の特集で全く英会話のできない東大生とバイリンガルの大学生が日本語と英語を話している時に脳がどの部分が働いているかを調べる実験で、二人の学生の脳の英語を理解する場所に大きな違いが出ていました。

東大生は英語も日本語も脳の同じ場所で理解していたのに対し、バイリンガルの大学生はそれぞれの言語を認識する脳の場所がまったく異なっていたのです。つまり、バイリンガルの大学生には英語を理解する脳の回路が別に存在していたのです。

これがいわゆる英語脳と呼ばれているものです。なぜ、このようなことが起こるのか?それは、英語と日本語では語順が反対だからです。

英語から日本語の同時通訳をニュースなどで聞いたことがあるでしょうか。英語のプロ中のプロが訳しているにも関わらず100%正しい日本語にならなかったり、変な間があいたりするのはなぜでしょうか?

なぜなら英語を正しい日本語に翻訳するためには、英文を最後まで聞いてからでないとできないからです。つまり英語で最後に話される部分が日本語では最初に来ることがあるということです。
I know the man who came here yesterday.

これを日本語に訳すと、「私は昨日ここへ来た人を知っている。」
となり、関係代名詞who 以下が日本語訳ではknow にあたる「知っている」よりも文の前にきています。

日本語の場合は、「昨日」等の時間の情報や、「ここに来た」等人物の描写が先にきているのに対し、英語は結論や概論など大まかなことから、より補足、詳細や背景へとなります。

英語的な考え方だと、最初に一番言いたいことを先に述べます。
先ほどの例文の場合、
I know the man.「私はその男を知っているんだ」
その後で、
whe came here yesterday.. 「その人は昨日ここに来た」

と「その男」を描写する補足的内容が後からきます。

英語と日本語はそもそも構造が違うのだから、語順が違うのは仕方がないことです。いくら頑張ったからと言って日本語の語順を英語方式に変えることなどできるわけがありません。

しかし、これを仕方がないからといって英語を日本語の語順で翻訳しながら英語を理解しようとすると、英語を上達させていく上で、非常に大きな障害となります。

英語を日本語の語順のまま理解しようとする場合、一回英文を全て聞かなければなりません。

日本語の語順で英語を理解しようとする人の頭の中を覗いてみるとこんな感じです。

全部聞き終えた後で、自分の頭の中で消化しはじめます。

「who 以下がcame here yeserday だから...昨日ここにきたという意味だから、えーと、えーと、日本語に訳すとー、どうなるんだ?」

その間にも相手の話はどんどん先に進んでいますから、もうここでギブアップです。では、「どうしたらいいの?」と思われたと思います。

なぜ日本人は英語ができないのか?

ここで教える勉強法は「リスニング」にも非常に関係してくるので、しっかり内容を理解して必ず実践してください。日本人はこのリーディング、特に長文読解が苦手だという人が多いです。TOEFL TOEICを受けた人の中にはどうやってこんな短時間のうちにあれだけの長文読解の問題を解いているんだと不思議に思われている方もいるかもしれません。

また、英語を話すとき自分の頭の中で日本語の文章を訳したり、英語を聞く場合日本語に訳したりしながら理解していませんか?僕もその1人でした。このような問題の大きな原因の一つは日本の学校教育に問題があります。日本人は英語を日本語に訳して理解する癖をつけられているので、英語で話すときも同じことをやろうとしてしまうからです。

特に日本の英語教育は長文読解が中心ですから、速読や英会話が苦手という人は「おしりからひっくり返し読み」が原因だと思います。

私は日本の英語教育の最大の功罪がこの「おしりからひっくり返し読み」だと思っています。この「おしりからひっくり返し読み」は私がつけた名前ですが、これって何のことかわかりますか?

まず下の英文を読んでみてください。

“That was the surprising choice of almost 20 percent of the French electorate in the first round of their presidential election Sunday. Jean-Marie Le Pen, leader of the 
anti-immigration National Front, recently said of himself, "I am a bit like Zorro. Everyone knows that Zorro exists but they never quite see him."

これを日本語に訳すと、

21日のフランス大統領選挙の第1回投票で、フランス人有権者の20%近くが行った驚くべき選択がこれだった。反移民を唱える「国民戦線」のジャンマリ・ルペン党首は、最近自分のことを「私は(黒装束で出没する怪傑)ゾロみたいなものさ。いるっていうことはみんな知っている。ところがどうして、姿はなかなか捕まえられないんだ」などと語っていた。

これは日本語訳としては大正解です。

しかし、ここで、はっきり申し上げます。英語の文章を日本語に訳しながら理解しようとしている人は、逆立ちしようが100年経とうが英語ができるようにはなりません。なぜなら、日本語の頭(日本語の語順)で英語を理解しようとしているからです。英語を正しい日本語で理解できるようにすることを「翻訳」といいます。翻訳は技術であって、英語をコミュニケーションの道具として操るための学習法ではありません。中学校に入って関係代名詞(that, who, whom, where など)が出てくると、中学の教師はこぞってこの「おしりからひっくり返し読み」をあたかも英文を読解するための唯一の方法であるかのように教えます。そして多くの人がこの翻訳の技術のスピードを高めていけば、いつか英語を自由に操れるようになると信じているのです。

リスニングに関するガセビア

リスニングについては、こういうことを言う人たちがいます。赤ん坊が言語を習得する時のように、英語をひたすら聞き続ければいつか突然英語が分かるようになる。

この突然何かが起こることを、「ブレークスルー」するといいますが、この「ブレークスルー」というのは、「堰き止めていた結界が崩壊する」、もしくは「少しずつたまって最後にはコップの水が溢れ出す」よ
うに突然英語が理解できるようになることです。

これはある意味では本当です。

ただし、みなさんが本当に赤ん坊であればの話です。

もし、あなたが中学生以上であれば本能的に無意識で言語を習得することはできません。

例えば、私が毎日8時間スワヒリ語のラジオを聞きっぱなしにしても、ある日突然意味がわかるようになるでしょうか?

ならないでしょう。

英語も同じです。意味が理解できない英語をだらだらと聞き流すだけでは、英語が突然理解できるようになるわけがありません。理解できない言語はいつ何度きいても雑音にしかすぎないからです。

ブラジルに住んでいる日系人が良い例だと思います。TVをつければ一日中ポルトガル語が流れているし、買い物に行けば店の人もポルトガル語しか話されていないのに、一向にこれらの人のポルトガル語は上達していません。

何十年もブラジルに住んでいても、いまだにポルトガル語を聞き取ることができないのです。ポルトガル語のTVを見てもわからないので、ブラジルに住んでいながらNHK の国際放送だけを見ている人がたくさんいます。

一方、在住6ヶ月と私の様な新参ものでも十分ネイティブとの会話についていけるし、議論もできる人間もいるわけです。

日本のSNSを使うのも一つの手

もし、英語のサービスなどで使いこなせないという人には、日本最大のSNSサイトMixi に登録している外国人と友達になるのもひとつの手かもしれません。

Mixiに登録している時点で、日本に住んでいるか、日本になんらかの興味があるわけですから、友達を見つけるのが非常に簡単だと思います。

SNSサービスでは自分の実名や写真を公開できるようになっています。物騒な時代ですから自分の実名は公表したくない、写真は掲載したくないというのが本音だと思います。

日本最大のSNS であるMixi の場合は、自分の写真を公開している人はほとんどいません。しかし、海外のSNS サイトに登録する場合は、できれば写真を掲載した方が良いと思います。

というのも、写真がないと反応は極端に減るからです。

海外の場合は自分の写真を公開していない人の方が少ないような気がします。中には自分の家族や恋人の写真を公開している人も少なくありません。

日本人の私からすると、「そこまでプライバシーを公開しちゃっていいの?」という感じですが、写真を積極的に公開して友達を作ろうという姿勢なのか、単にネット上にプライバシーを公開する危険性を軽視しているのかわかりませんが、みんなが自分の写真を公開している中で、写真なしのものや、自分の写真を公開する代わりに、アニメ、俳優やモデル、面白写真等を変わりに公開しては相手にされない可能性があります。

このようなSNS のサービスでは参加者を検索するシステムが必ずついていますので、年齢、国籍、性別、趣味などが自分と合う人を探して、メッセージを送って返事を待ちましょう。

相手から返事をもらえなくてもがっかりしないで、続けて色々な人へメッセージを送りましょう。そのうちに気の会う人が必ず見つかるはずです。

そうなるといずれメッセージ(メール)のやり取りだけでは物足りなくなってくると思います。

コミュニケーションの醍醐味はなんといってもリアルタイムでのやり取りです。

そこで、そのようなリアルタイムのコミュニケーションが取れるソフトの中で代表的なものとして、おそらくみなさんも既にご存知で利用しているかもしれませんが、マイクロソフトが運営しているMSN メッセンジャーというプログラムがあります。

このサービスを利用するにはマイクロソフトが運営するWEB メールサービスのHotmail(ホットメール)のアカウントを作成する必要があります。プログラムはWindows のパソコンであれば最初からインストール
されていますので、ログインしましょう。

お互いがネットに接続していれば、このプログラムを使ってリアルタイムでのコミュニケーションができます。MSN メッセンジャーでは文字でのコミュニケーション以外に音声やWEB カメラを使ってのコミュニケーションも可能です。

MSN メッセンジャーの詳細はこちら
http://join.msn.com/messenger/overview

最近はSkype(スカイプ)と呼ばれるインターネット回線を利用した電話以上の高品質での音声通話が可能なソフトも出てきました。相手もスカイプのプログラムを使っていれば、全世界の人と無料でリアルタイムの会話ができるという優れたサービスです。

ちなみにMSN メッセンジャー同様、文章によるリアルタイムでのチャットも可能です。

Skype(スカイプ)をダウンロードする
www.skype.co.jp

SNS や友人紹介サービスで友達を見つけた後、MSN メッセンジャーやSkype でのコミュニケーションへ招待するのも良いかもしれません。

仲が良くなれば、「今度日本に行くから案内して欲しい」とお願いされたり、アメリカに行ったときに訪ねたりとバーチャルな関係から、リアルな友達の関係になることも可能です。

もし、英会話学校に通うのが単にネイティブの人が回りにいないからという程度の理由であれば、ネットを使ってまず無料で友達を探す努力をしてからでも遅くないと思います。

英語を英語の語順で訳す時のコツ

英語を英語の語順で日本語に訳す時、一番ネックとなるのはやはり関係代名詞の訳し方だと思います。

参考までに以下の様に訳し方を説明しておきます。

・who 「その人とは」
I met a woman who lives next door yesterday.
私はあった・1人の女性に・その人とは・住んでいる・隣の家に・昨日
(私は昨日、隣に住んでいるある女性に会いました)

・whose 「その人の〜」
I saw the girl whose elder sister is a friend of mine.
私は見た・その女の子を・「その人の」お姉さんは・私の友達のひとりです。
(私はお姉さんが私の友達の1人でもある女の子を見ました)

・whom 「その人とは」
The woman whom we met yesterday is a teacher.
その女性・その人とは・わたしたちが・会った・昨日・は教師です。
(わたしたちがあった女性は教師です。)

・which 「それとは」
This is the dictionary which gives me the meaning of words.
これはその辞書である、それとは・与える・わたしに・言葉の意味を
(これは言葉の意味を私に教えてくれる辞書です)

・that 「それとは」
She is the woman that teaches English at university.
彼女はその女性である、それとは・教える・英語を・大学で
(彼女は大学で英語を教えている女性です)

・what 「そのものとは」(what はthe thing that と書き換えることができる)
She is not what she used to be.
彼女は〜ではない、そのものとは・彼女が以前〜だったもの。
(彼女は以前の彼女ではない。)

このように英語を日本語の順番のまま訳す訓練を新聞の短い記事でもなんでも良いので毎日5分でも10分でもやってみてください。

学生であれば学校の教科書や出てくる英文を今後全て(訳す必要がある時は)このような訳し方をしてください。

でも、テストの回答欄ではやっちゃだめですよ!

先生に頭がおかしいと思われますから。

これだけで数週間から数ヶ月で自然と英語を頭から読んでも理解できるようになっていると思います。

このような読み方が習慣化された頃には自分でも気づかないうちに「英語を英語で理解する」レベルに自分が到達していることに驚くと思います。

これができないとリーディングはおろかリスニング力もいつまでたっても上がりません。スピーキングも然りです。

しかし、中には「こんな面倒くさいことやっていられるか」と思う方もおられると思います。本当は時間がかかっても自分で訳す作業をしていくのが、遠回りに見えても近道だと私は思います。

そんな方にはこの教材をオススメしています。

その教材は、『聞き流すだけで英語をマスター』というものです。

初級の方は「ピーターラビット」を使った教材がオススメです。以下のURL から購入可能です。(その他の中・上級者用の教材もあります)

以下販売ページより抜粋

【テキストサンプル】
(原文)
ONCE upon a time there were four little Rabbits, and their names were--Flopsy, Mopsy, Cotton-tail, and Peter.

They lived with their Mother in a sand-bank, underneath the root of a very big fir tree. "NOW, my dears," said old Mrs. Rabbit one morning, "you may go into the fields or down the lane, but don't go into Mr. McGregor's garden: your Father had an accident there; he was put in a pie by Mrs. McGregor."
"NOW run along, and don't get into mischief. I am going out."

これがこの教材の中では以下の様になります。

ピーターラビット
THE TALE OF PETER RABBIT
昔々 ONCE upon a time 4匹の小ウサギがいました there were four little Rabbits, 彼らの名前は and their names were--フロプシー Flopsy, モプシー Mopsy, コットンテイル Cotton-tail, そしてピーターです and Peter. 彼らは住んでいました They lived おかあさんと with their Mother 砂地の土手に in a sand-bank, とても大きなモミの木の根もとでした underneath the root of a very big fir tree.
「さあ、みんな"NOW, my dears,"」とお母さんウサギが言いました said old Mrs. Rabbit ある朝のことです one morning,「行ってもいいわよ"you may go 野原や into the fields 細道へ or down the lane, でも行っちゃだめよ but don't go マグレガーさんの庭には into Mr. McGregor's garden: あなたたちのお父さんは your Father そこで事故にあってしまったの had an accident there; お父さんはパイの中に入れられてしまったわ he was put in a pie マグレガーさんの奥さんによってby Mrs. McGregor."」「さあ行っておいで"NOW run along, いたずらしたらダメよ and don't get into mischief. 私は出かけます I am going out."」

見ての通り、私が訳したものとは違って話が比較的スムーズにつながっています。しかもCD がついているので通勤電車の中で聞き流すことも可能です。

自分で何を言っているかわからない英語をただ聞き流すのではなく、日本語→英語の順に小分割で音声が吹き込んであるので、辞書なしでも勉強ができます。

またe-mail のテキストもついてくるので、携帯電話などにテキストを読み込んで持ち歩けば英語が聞き取れない場合は文字による確認も可能です。

しかし、「お金をかけたくない!」という人は私が紹介した最初の方法(自分で適当な英文を英語順で訳す方法)で、自分で勉強すればよいと思います。

これで、今まで夢だと思われていた「英語を英語で理解する」ということがなんとなく現実のもの、自分にも手が届くものに思えてきませんか?

ただし、「聞き流すだけで英語をマスター」にしても、あくまでも英文を頭から訳していくための方法を参考する程度で良いと思います。

リスニングの教材としてはほとんど使用価値がありません。

その理由は英語が読まれているスピードが遅すぎることというのも、日本語と英語が交互に入っているため、ひとつのセンテンスとしてリスニングできない。(日常の会話では途切れるはずがないところで、英
文が途切れてしまっている)

また単純に考えてもCD に収録されている半分の時間は日本語なので、英語を聞く時間も半減することになり、時間あたりの効果も半分に落ちてしまうからです。

ただ、語彙や表現を増やすために使うことは可能だと思いますし、辞書を使わなくても勉強できる分、通勤や通学などには向いているといえるかもしれません。

また、その場合には、日本語を聞いた後、一度日本語を忘れて具体的なイメージのみを頭に残すようにして、そのイメージを英語で言うとどうなるのか想像力を働かせながら聞くとより効果的になると思います。

けして、聞こえてきた日本文を頭の中で英文和訳しようとしないで下さい。

イングリッシュアドベンチャーについて

240万人に指示されて教材というのが売りの超有名英語教材です。日本人でイングリッシュアドベンチャーの広告を見たことはいない人はないといっても過言ではないでしょう。

この教材の内容ですが、有名作家のシドニー・シェルダン氏の作品の朗読の音声CD とスクリプト(台本)、日本語訳、単語の解説がセットになっています。

作品は4 種類あって、レベルの低い順から、家出のドリッピー(初級)、コインの冒険(初・中級)、追跡(中級)、ゲームの達人(上級)があります。

この教材の売りはオーソン・ウェルズやジェリー・ルイスといったアメリカを代表する俳優、コメディアン、声優などが担当しているところや効果音に気を使っているところです。

しかし、DVDを使って勉強すればこの教材以上の俳優や効果音等の演出がついています。(笑)

また、この教材は月刊になっていて、毎月自宅に教材が送られてくる形になっているのですが月払いで4,720 円(税込)。一つの作品が12 ヶ月で完結するようになっています。

年間で
4,720 円 × 12 ヶ月=56,640 円
DVD なら軽く20本は買えてしまいます。

また、これだけのお金をかけるならばNHK のラジオ講座の方がよほど安上がりだと思います。少し他の教材よりも面白かなーという程度の音声CD とテキストを使うだけで、独自の英語学習のメソッドがあるわけでもなく、英語をイングリッシュアドベンチャーで勉強しなければいけない必然性がどこにもありません。

値段が高いために「たくさんお賽銭箱にお金を入れれば、ご利益があるだろう」という同じ感覚で「値段が高い教材だから役にたつだろう」という感覚で買う人が多いのだと思います。

「でも、体験者の声では、効果があると言っていますよ!」

という声が聞こえてきそうですが、使用者の声は、特に過大広告にあたるようなものではないと思います。

しかし、これはイングリッシュアドべンチャに限った話ではなく、誰でも同じ題材の英語を繰り返し聞いて、自分が聞けた部分と聞けなかった部分をすり合わせていけば効果はでるでしょう。

しかし、繰り返して言いますが、本当に教材はイングリッシュアドベンチャーでなければいけなかったのですか?

他の題材で同じようにきちんと勉強すれば同じ様な結果がでたのではないでしょうか?

売る側からすれば、一回売り切り方の教材を売るよりも月間で安い値段にすれば客からなるべ多くのお金を巻き上げることができるという魂胆が見え見えです。

もし、本当にイングリッシュアドベンチャーの言うとおりこの教材でみんな英語ができるようになるならば今頃日本中英語の達人で一杯になっていなければおかしいはずです。

イングリッシュアドベンチャーを使うぐらいであれば、DVD もしくはDVD とスクリーンプレイを組み合わせ
て勉強する方がよほど安上がりだと思います。

表現集

巷にはいまだに「困ったときの表現○○○」とか「重要表現300」といったタイトルの本が書店に並んでいます。それらを見るたびにいまだにこんな本を買う人って今でもいるのかなと思います。

適当な表現をはりつけて一冊の本にしてお金を頂くのであれば詐欺と言ってもいいのではないですか。

海外旅行に行って表現集を片手に持ちながら会話ができると思いますか?

会話は生きものです。

確かに書かれている表現を読み上げれば、こちらの意思は伝えられるかもしれませんが、向こうが言っていることがわからなければ会話は成立しません。現地の人が表現集と全く同じ表現を使ってくれる保証はどこにもありません。

そして、その表現の多くが文法的には正しくても誰も使わない様な極端に丁寧だったり、古い表現だったりすることもしばしばあります。

また、ありがちなのがこういう類の本には往々として付属のCDが付いています。ほとんどの場合、本に載っている表現をネイティブの人がただ読み上げているだけのものです。

しかも、音声は非常に鮮明です。

しかし、実際の飛行場やホテルでは、飛行機の騒音、アナウンス、BGM、周りの人の会話が聞こえてきます。

また、CD の中で読み上げている音声は通常の会話の半分ぐらいの不自然なスピードです。こんなスピードで話してくれる人はどこにもいません。

こんなCD であればあってもなくても同じです。

こういう本に限って「ネイティブによる吹き込まれた音声CD 付」などを売りにしている場合があるので、あきれたものです。本の単価を上げて、読者からお金を少しでも取ろうという魂胆ではないかと、勘ぐり
たくなります。

ここで、表現を丸暗記することがいかに役に立たないかを、恥ずかしながら私の例を挙げながら説明しましょう。

私が初めてメキシコへ旅行で訪れた時、長距離のバス乗り場でチケットを買おうとしました。そこでは、英語は全く通じません。しかし、スペイン語を勉強して1年間程が経過していたので、ある程度(決まり文句程度)は喋ることができました。

「メキシコシティまでの切符を一枚下さい。」

どうもうまく通じたようですが、しかし今度は相手が何を言っているのかが全くわかりません。希望の席の場所を聞いているのか、はたまた支払いの方法を聞いているのか、質問の内容すらわかりません。

その後、何とかお金を支払ってチケットは買えたものの、今度は何番のゲートからバスがでるのかがわかりません。

乗る予定のバスが着いたところで、アナウンスが聞き取れませんから、下手したらバスに乗れない可能性もあります。

この私の恥ずかしい例からわかるように、表現集を持っていてもコミュニケーションが実際に取れる保証はありません。

そういう問題もあってか、最近では「旅の指差し会話帳」という本があります。この本は自分が喋りたいときはカタカナのふりがな通り読んで、相手には意味する単語や表現を指差してもらうというものです。

これであれば、確かにコミュニケーションはできます。そういう意味では、画期的な本だと思います。

しかし、私には自分の後ろに並んでいる人の冷たい視線を浴びながら、バスのチケットを買う勇気はありません。

しかし、全くメリットがないかというとそうでもありません。「旅の表現集」の様なものは問題外ですが、教科書には出てこないけれども日常の会話でよく使うけど辞書には載っていない表現などをまとめたものが、もしあれば一考の価値はあるかもしれません。

というのも今販売されている辞書に掲載されている言葉は、20年前までに使われていた単語や表現であると考えた方が良いからです。

したがって、ドラマや映画ではやったセリフ、若者のことば等は辞書に載っていないと思ったほうがよいでしょう。

このような単語や表現は最後に紹介するDVDを使用した学習法でも勉強することはできますが、場合によってはそのような表現集も用いたほうが効率が良い場合もあると思います。

オススメの単語記憶方法

さんざん単語帳の批判をしているけど、「では、一体どうすれば単語が覚えられるんだ?」と思ったかもしれません。

まあ慌てないで下さい。

大人が物事を覚えるには「エピソード記憶」が適していると言いました。つまり、「エピソード記憶」の名前の通り、新聞の記事のエピソードや英語のエピソードと英単語や表現を結びつけてしまえばいいのです。

そのためには、最後にご紹介するDVD の映画を使用しながら単語を覚えていくのが一番確実で、かつ自分の『実力』となる方法だと思います。


ここでは、あまり細かく学習法については触れませんが、具体的にどういうことか少し説明すると、仮にあなたが「ハリーポッターと賢者の石」を見ながら英語を勉強していたとします。

主人公のハリーが大蛇に向かってこう言います。

Can you hear me?
聞こえる?
It's just I've never talked to a snake before.
蛇と話すのなんて始めただ。
Do you, I mean, do you talk to people often?
君は、あの、つまり、人によく話しかけたりするものなの?
You're from Burma, aren't you?
君はビルマ(ミャンマー)の出身なんだよね?
Wasn't it nice there?
いいところだった?
Do you miss your family?
家族が恋しくない?


この場面を見て、『そうか、miss には「・・・をしそこなう」という意味の他に、「恋しく思う、懐かしく思う、物足りなさを感じる」という意味があるんだ』ということがわかるわけです。

単語単独で覚えるというよりはその単語が使われている「エピソード」ごと覚えてしまおうという原理です。

では、「小説ではだめなの?」と思われるかもしれません。絶対にだめということはありません。フレーズ(例文)の中で覚えるよりストーリーの中で覚える方がはるかに記憶の定着率が良いです。

しかし、映画というのは映像がありますから、その映像も「エピソード記憶」を助けるのに一役買うわけです。想像力が豊な人ならば小説でもいいかもしれませんが(笑)。

はじめに

みなさんは日本人が英語の学習のために一年間にどれだけのお金を使っているかご存知でしょうか?

その総額なんと3兆円です。

赤ちゃんから老人を含めたとしても一人当たり2万5千円という金額になります。主に英語を勉強しているのは15歳〜40歳ぐらいの層ですから、実質で考えたらこの額の2〜3倍になるでしょうから、とてつもない金額です。

英会話学校最大手のNOVA の受講生だけで40万人もいるそうです。

日本人の多くがそんな途方もない金額を費やしているのに、どうして英語を喋れる人がいつまでたっても増えないのは「なぜか?」って真剣に考えたことはありますか?

「努力が足りないからじゃ?」

いいえ、違います。ここで、私は断言します。それは日本人のほとんどの人が英語の間違った学び方で勉強しているからです。毎月英会話に関する本は何十冊と発売されているし、英語に関するサイトは数え切れない程あるし、メルマガだって数え切れないほど発行されています。

それにTVで英会話学校のCMを見ない日はないと言っても過言ではないでしょう。しかし、そんな英語様様も、いざアメリカに行くと3歳の子供や、ホームレスでも話しています。なぜ、そのようなものを学ぶために日本人はなぜそれほどのお金や時間を費やすのでしょうか?

日本では英語はまるで人生にはなくてはならないもの、もしくは英語さえできれば人生がバラ色かのような風潮があるからです。

しかし、ここで少し冷静になって考えてみてください。

英語はあくまでもコミュニケーションの手段にしかすぎません。

つまり、英語は「道具」だと言うことができます。「道具」そのものだけあってもあまり意味がありません。

大事なのはその道具を使って何をするかではないでしょうか?

もし、手元にトンカチがあったとします。トンカチが家にあったからといって、何かが自然に起こるわけではありませんよね?

そのトンカチを使って家を建てることもできますし、もしくは嫌いな人の頭をかち割る(冗談です)こともできます。

いずれにせよ、トンカチを使って何かをするという目的や使命がなければトンカチを持つことは不要です。

これを英語にも当てはめることができます。英語を身につけること自体が目的とはなりえないということです。

大切なのはその英語を使って何をするかなのです。海外相手にビジネスをしてみたい、字幕なしで映画を見てみたいとか、添乗員付きのツアー旅行から脱却して、個人でアメリカ全土を回ってみたい等、人それぞれですから動機は何でも良いと思います。

英語ができると確かにあなたの世界は広がります。英語ができることによるメリットもたくさんあります。例えば、世界のどこを旅行しても、何かあった場合に英語ができれば大抵の所で助けが得られるでしょう。

海外のサイトから商品を直接購入すれば日本でお店を通して買うよりも何割も安い商品を見つけることも難しくありません。

ビジネスに目を向けると今では海外との取引が全くないという会社も少なくなってきたと思います。

またebay(イーベイ)等のオークションに参加すれば、アメリカを始め世界中の人とも商売ができるようになるわけです。

インターネット上の情報の80%が英語であるという調査結果もあります。

ビジネスや流行の最先端はやはりアメリカです。英語ができれば、他の日本人よりもそれらの情報にいち早くアクセスすることもできます。

英語の勉強を本格的に始める前に一度「なぜ自分は英語を勉強したいのか?」少し考えてみてください。

×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。